唾液検査とは

唾液検査は、口腔内の健康状態やリスクを客観的に把握するための検査です。唾液は、食事や会話を助けるだけでなく、細菌の増殖を抑える抗菌作用や酸を中和する働きを持つ重要な役割を果たしています。そのため、唾液の状態を調べることで、むし歯や歯周病、口臭などのリスクを早期に発見することができます。当院では、唾液検査システムを導入し、一人ひとりの口腔環境に合わせた予防法や治療計画を提案しています。

このような方はご相談ください

• むし歯や歯周病のリスクが気になる方
• 口臭が気になり、原因を知りたい方
• 唾液が少ない、口の乾燥が気になる方
• 病気になる前に予防歯科に取り組みたい方
• 糖尿病やストレスなど、全身の健康が気になる方
• 成長期のお子さんのむし歯リスクを把握したい方

唾液検査でわかること

むし歯リスクの評価

唾液のpHや酸を中和する力（緩衝能）を調べることで、むし歯が発生しやすい環境かどうかを判定します。

歯周病のリスク確認

唾液中の細菌の種類や量を分析し、歯周病のリスクを把握します。

口臭の原因特定

唾液中の揮発性硫黄化合物を測定し、口臭の原因を科学的に分析します。

全身の健康状態の兆候

唾液には、全身の健康状態を反映する成分が含まれるため、生活習慣病やストレス状態の兆候がわかる場合もあります。

唾液検査の重要性

口腔内のトラブルは、初期段階では自覚症状がほとんどありません。しかし、唾液検査を行うことで、リスクを「見える化」し、早期に対策を講じることが可能です。例えば、むし歯や歯周病の進行を未然に防ぐことで、治療にかかる時間や費用を大幅に軽減できます。

また、口腔内の健康状態は全身の健康にも影響を与えるため、唾液検査は全身的な健康管理の一環としても注目されています。

唾液検査の仕組み

唾液検査は、痛みを伴わない簡単な検査です。唾液を専用の容器に集めるだけで、専用機器が迅速に分析を行います。数値化された結果をもとに、患者さんのリスクを視覚的に確認しやすくなるのも特徴です。